ナビの北海道旅行記2012秋 | パート1 |
ある事情があって長期に休みを取る事が出来た。こんな時には俺には北海道旅行が待っている。いや、、、そう決めつけている。 だって、俺にとって最高のストレスの発散になるんだもん。!!ついこの前の7月にはバイクツーリングしたし、時期的には飛行機&レンタカーというプランなんだけど、、、、 一度はやってみたかったマイカーでの渡道。何十回と北海道を旅行している俺だけど、マイカーを出動させたことは一度もない。今、この機会を逃したら何時行けるんだろう?そう思った時、降雪の心配があった。 さすがに俺の住んでいる埼玉県南部ではスキーなどを楽しむためとか雪山に行く事がない限りスタッドレスタイヤなんて持っていないし必要もない。 だからこそ俺にはそれが心配だった。今後1週間先までの北海道の天気を勘案してみると雨こそ降る事はあっても、雪の心配は全くなさそう。ならば行ってみようか?そう思うときの俺の行動は早い!! ちなみに俺のマイカーは30系トヨタプリウス。関東平野を走り込んでいるからか、信号や渋滞の多い都内さえ走らなければリッター辺り27kmは走れる。ならば、北海道ではどうだろうか?仮にレンタカーで自分のと同じ車種を借りられたとしても個体差がある。グレードが違えば同じ条件ではない。だからこそ北海道での俺の車の燃費を知りたい。以前からこれには興味があった。 時期的にフェリーの申し込みもすぐできたし、、、いざ!出陣!! しかしながらとんでもない失敗から旅は始まってしまいます。 こうご期待!!! |
10月25日〜26日 |
ちょっとした所用を終わらせて14時過ぎに自宅付近を出発。今日出港するフェリーは仙台港を19時40分に出港する太平洋フェリー。遅くても18時過ぎに仙台港に到着すれば問題ない。そこで東北自動車道を久喜ICから入って一路仙台をめざす。あまりに車がいないので快適だ。GT-Rとか乗ってれば、カッ飛ばすくらいのロケーションなんだけど、エコなプリウスじゃ100kmそこそこで走っていかないと燃料の消費が大きすぎるので、のんびり走って行く。それでも時間には十分間に合うはずだから。 |
途中黒磯PAでトイレ休憩。何だか福島の郡山付近では東日本大震災の復旧のための工事の為5kmほど渋滞しているらしい。んん?これは想定外だな!間に合うか!ってこの時点では楽観的だった。ところが、工事区間はそこだけではなく、各地で行われているらしい。福島県に入ると、かなりの区間片側1車線の規制があり、追い越しなんて出来るどころか、長〜い渋滞。郡山IC付近を通過するだけで30分以上も浪費してしまった。ちょっとヤバいかな?って思っていたんだけど、仙台付近ではさらに10kほど工事渋滞があるらしい。俺にしては電光掲示板には恐ろしい表示がでていた。 |
実際、福島飯坂ICあたりを走行している頃の時刻がおおよそ17時30分。何もトラブルがなかったとしても、仙台港に到着できるのは19時前。乗船できるリミットだろう。それなのに、この先渋滞があるってことは、絶対乗船できないことを意味する。これは絶対無理じゃん!!そう覚悟を決めた俺。まず国見SAで休憩がてら太平洋フェリーの予約センターに電話を入れてキャンセルの連絡を入れておく。これならば、キャンセル料こそ取られるけど全額無駄にはならない。でも8730円ほどの請求がクレジットカードから引き落とされるんだそうな、、、、、。これでも良しとしなければ、、、、。とりあえず前向きに考えよう。菅生あたりから、、、本当の渋滞が始まり本来仙台港に向かうべきジャンクションを通過した頃は20時を軽く廻っていた。いや〜覚悟はしていたというものの、電話しておいて良かったかもしれない。 |
仙台のジャンクションから先は今回全く想定していなかったルート。さてさて俺は何処へ向かえばいいのだろうか???一般の人の大半は、フェリーに乗れなくなったことで、前途を挫折してキャンセルする人もいるだろう。でも俺には、そんな挫折感はない。ん〜と、じゃ八戸かな?青森かな?な〜んて、、、、。ただ、どのみちフェリーは使わなければならないので出港時間が判らない。そこで前沢SAで休憩がてら、有料のパソコンがあったので使わせてもらう。言うまでもなく仙台基準で考えれば青森より八戸の方が近いだろう。そこで八戸港出港のシルバーフェリーの時刻を確認すると明日の午前8時45分までないそうだ。これじゃ八戸港で朝を迎えてしまいパス。あまり気が進まなかったけど青森港出港の青函フェリーのサイトを確認すると深夜2時に出港の船があるそうだ。早速予約の電話を入れてみるも満車で4時の便までないそうだ、、、。 |
それでも乗れないよりはマシなので、予約だけ入れておく。でも青函フェリーって4時間も乗っていないのに、車とドライバーの金額で18290円もするなんて、、、初めて知った。意外と高いのね!!太平洋フェリーは15時間も乗船して25500円しかかからないし、爆睡したければベットのある寝台にすれば差額3500円払えばいいのに、、、。俺ってアップグレードしちゃったからキャンセル料が高くなって必然的に8370円しちゃったのが痛かったな!!アップグレードしなければ6885円だったんだけど、、、。ってことで、今回のフェリーでは全額で26660円かかったことになる。(青函フェリー+キャンセル料)これでも本来払うはずだった27900円より安かったということで、、、、、。それに想定外の距離を走らされることになるので、念のためガソリンを給油しておかねば。 |
これで確実に北海道に上陸できる手筈は整った。これで青森まで向かえばいい。しかしながら、、、青森って遠いのね、、、。宮城県から岩手県に入ったのに、いつまで経っても青森県には行けないんだもん。さんざん走らされてやっとこ23時過ぎに安代JCを通過。以前バイクで八戸から仙台方面までは利用した事がある八戸道と違って、この先はマジ走った事がない。雨が降ってきてカーブも急だし、照明そのものがないので、自分の車のライトだけが頼り。これじゃ怖いわさ。間違っても真冬に走りたいとは思わないルートだなあ。スタッドレス履いていても、グリップできないんじゃない?この高速??? |
翌日の0時20分に終点の青森ICに到着。ETCを付けていたので、深夜割引が適用され6450円で済んだ!!実にラッキー。普通に仙台で降りてしまった場合は通勤割引こそ適用受けるけど6200円するので、さんざん走ってきたのに差額は わずかプラス250円しかかからなかった。せめてもの神様の思し召しって感謝しなければ!なんて言ってられるか!これで正規よりまだ990円安いけど、ガソリン代でかなり出ちゃっているはず。それでもプリウスだからリッター20km以上走れるから救われたけど、普通のガソリン車だったら、、泣き入っていたかも、、、。 |
25日分の走行距離682km |
青森ICからは20分ほどで青森港へ。俺って気がつかなかったんだけど、同じ乗り場に「津軽海峡フェリー」って会社もあったのね?よくよく船を見ると、昔の東日本フェリーだった。それでも青函フェリーの方が若干だけど安かったので偶然ではあるけどラッキーだったかな。4時の予約だったけど、運よく2時出港のに乗れるそうで、、、。実にラッキー。神様は俺を見捨てなかったのね!!!!なんちゃって! |
車の中でほんの30分位目を閉じた程度の休憩後1時30分位に指定された待機場所に移動する。俺が先頭だったみたいだけど、この便の自家用車は6台ほど、、、、。思ったより少ない。今回乗船するフェリーは「あさかぜ21」って船。その隣には2時40分に出港する津軽海峡フェリーの「びるご」ってフェリーが接岸されていて、大きさが極端に違う。青函フェリーの「あさかぜ21」は総トン数2048tに対して津軽海峡フェリーの「びるご」は総トン数6706t実に3倍も大きい。いや〜料金高いけど津軽海峡フェリーの方が揺れないかな?そう感じてしまった。1時45分頃にはまず大型自動車から搬入されていく。トラックの運転手もフェリーの係員も慣れたもので、、、興味深く搬入作業を見守って行く。 |
大型車両が25台程入った頃だろうか?やっと乗用車の番になり、俺が先頭で入って行く。(左写真はトラックが搬入される前の写真です。)それにしても2000tあまりの小さい(って言うクラスなのか判らないけど)船なので、トラックの搬入を見ていると10トン以上のトラックが船倉に入って行くもんだから、トラックの前輪が船に乗りあげると船のケツが見た所10cmほど沈んでいく光景はさすがに大型フェリーでは見た事がなく、、、へ〜凄いや!船が上下に揺れてるじゃん!って感心しきりでした。 |
指示された場所に車を止め、係員に教えられた階段でデッキへ。さすがに真夜中じゃ写真も撮れないか!それにしてもデッキに入ったまでは良かったんだけど、ほかに乗客の姿が見られない。あれ?どうしたんだろう。普通に見渡しても10名もいない、、、。何で?当然ロビーをウロウロする人なんていやしない。実に不思議だ。もっともロビーったって自動販売機に簡単な椅子やテーブルしかないけど。 |
で、3区画ある客室の中 近くの部屋を見つけてマッタリ過ごす。毛布くらいあるかな?って期待していなんだけど、長〜い枕があるだけの質素な部屋。これでも寝れればいいか!で、出港までにこの部屋に入って来たのは若い男性1名だけだった。多分夏は、この区画にはたくさんの人が来るんだろうけどな。思った通り小さい船なもんで、出港と同時にディーゼルエンジンの振動がカーペットに伝わってきて寝れたもんじゃない。同室となった男性に断って照明を落とし暗くしてから目を閉じる。出来る限り休息をとっておかねば!! |
でも、意外と人間て本当に眠むたきゃ寝ちゃうもんだね!俺も途中から記憶がなくなって、気がついたのは、間もなく函館港着岸の放送があってから、、、、。多分3時間弱は寝ていたんだろう。日の出の時間くらいだろうか?そばに函館山が見える。遠く山頂にはロープウェイの施設が見えるし。 |
デッキでの写真を撮影しているうちに、乗客の姿は全く見えなくなってしまった。あれれ?みんな何処行ったのかな?もしかして車に戻ったのかな?そう思って俺も階段を下って車に向かう。大型トラックにはチラホラドライバーが車の中で寝ていたりして、、、、。そうか!謎が解けた!本来、安全面を考慮して、運行中には全てのドライバーや旅客は船室に移動しなければならないんだけど、4時間弱の運行なので、慣れた人はそのまま車の中に滞在して睡眠をとっているようだ。まあ〜便宜上暗黙の世界の行為なのかな?俺も毛布はマイカーに積載していたので、知っていれば、、、、多分マイカーはだめかもしれないけど、、、、 |
予定通り6時過ぎに着岸し、まずはトラックから下船。10分もかからずに俺の車が下船することになる。 お〜〜♪は〜〜るばる来たぜ函館〜〜〜!!♪って俺って何なんだか! ちょっとばかり感傷に浸りたくって岸壁に移動。さっき乗船した「あさかぜ21」をバックに俺のプリウス号の写真を撮っておこう。いや〜本当に来ちゃった。北海道!! |
短時間だけどさっきまで寝ていたからか?さほど睡眠不足は感じられない。折角函館に降り立ったんだから、朝市でも散策しようか?特に買うものもないんだけどね。ナビを頼りに函館駅前に向かう。確か昨年バイクで来た時は駅前に有料のパーキングがあった記憶があるんだけど。やはり記憶通りに駐車場を発見。車を駐車し朝市を散策。6時過ぎじゃお客さんの数も少なく、お店の人の格好のターゲットになりかねないくらい、カニや魚を薦められる。でも、、、、帰る訳じゃないんで、、、、。 |
以前から興味のあった「イカ釣り」を発見。小さな水槽にイカがたくさん泳いでいる。料金は時価なので、時期や漁獲量によって変わるけど、今日は調理費込みで970円だった。確か夏場では1500円の時もあったんだとか!料金を払い竿を借りて「イカ釣り」にチャレンジしてみる。餌は何もなくて 「ひっかけ」って手法らしい。釣り針の針が特殊な形状で、イカの耳あたりに引っかけてください!とのこと。大きめのイカを狙って耳に針をひっかけると、、、すぐに釣れた。何か、あっと言う間の出来ごと。思ったほどの興奮はなかったかな?でも観光客相手じゃこれくらい回転率よくしないとね!至極納得でした。 |
自分で釣りあげたイカを、目の前でさばいてくれて、「イカそうめん」にしてくれる。さっきまで動いていただけに、ゲソの足なんかニュルニュル動いているし、、、、。グロテスク、気持ち悪いって言うより「すっげ〜美味そう!」ってのが感想。意外と人間って残酷だね!さて、折角だから朝ごはんにしたいな!と思い近くの惣菜屋さんで、ご飯とみそ汁を用意して、立派な「イカそうめん定食」の完成。いや〜言葉に出ないくらい美味しい!っす!ニュルニュル動いているゲソを口に入れたら吸盤がくっつくのかな?って期待はしてみたんだけど、タコほど吸盤は大きくないので、くっついた!って感覚はなかったみたい。 |
函館朝市を出発する。函館新道経由で森方面へ。折角だから「ハセガワストアー」の「やきとり弁当」も買っておけばよかったかな?って思ったのが森の市街地に入った頃、、、、、。今頃思い出したって遅すぎる!!バカめ!駒ヶ岳や内浦湾を右手に見つつ八雲でガソリン補給。セルフがいいな!って思っていたら偶然にもモダのスタンドがあった。現金で良かったんだけど、今なら「ため得カード」ってのが100円で作れて割引も多いそうで、北海道以外関係ない俺だけど作っておこうか。でも操作を誤って1万円全部投入してしまった!!ありゃ!まあ〜いいか!この先確実1万円以上のガソリンを入れるんだろうから、、、。 |
しかし昨年スクーターで走った国道だけど、、、。通勤時間帯も終わった頃には前にも後ろにも車がいない、、、これじゃカッ飛ばしたらレーダーパトの餌食になっちゃうじゃん!って思ったんだけど、俺は今回燃費のアッタックもしたかったから、ほぼ制限速度で走り切っていく。時々早い車が後ろから俺を追い越して行くんだけど、、、よくよく考えてみたら、「俺って超アウェ〜な所走ってんじゃん!」って気がついた。東京あたりで、稀に帯広や北見ナンバーの乗用車を見かけると、あれ?って感じる時があるけど、その逆のパターンだしね!おかげで燃費計が徐々に上昇していく。もっともレンタカーだったら、早い車に追従していっただろうな、、、。 |
国道5号線で長万部からは国道37号線に入って一路まずは苫小牧をめざす。できれば太平洋フェリーが到着するであろう11時位には苫小牧港に向かいたい。時間の関係で、止む追えず伊達ICから苫小牧西ICまでは道央自動車道経由で苫小牧港へ。この高速走行で、さっきまでご機嫌だった燃費計が一気に悪くなってしまった。仕方ないか!! |
ほぼ11時を過ぎた頃 苫小牧港フェリーターミナルに到着。本来乗船するはずだった、太平洋フェリーの「きそ」が接岸されていて、まさに乗用車が船倉から上陸している最中だった。これで、以後の予定はそのまま消化出来る事になる訳ね!俺って!!「お疲れ様」。でも今日は気温も高く気持ちいい天気。さすがに睡魔も襲って来たみたいなので、フェリーターミナルの駐車場で30分程爆睡させていただきました。 |
で、今回 実際に体験して判ったこと。関東から北海道の特に道東や道北へ向かう際には、 青函航路は思った以上に割高である。 そして、睡眠は殆ど取れずに、仙台〜苫小牧間は別途約9時間ほど運転を強いられる。 もちろん高速代やガソリン代は別途必要。 これらを考えれば決してお勧めすることはできないと感じた。もちろん道南地方を観光するのであれば問題はないけれども。 ここからは走り慣れた道路を進んでいく。初めは日高自動車道で時間を稼ごうかと思ったんだけど、10年ほど前に沼ノ端の国道235号線沿いに古びれたSLがあったのを思い出した。そこで、それを見たくって一般道を走ってみたんだけど、発見できぬまま鵜川まで来てしまった。多分撤去されちゃったのかな? |
結局諦めて鵜川ICから日高自動車道へ入って浦河方面へ。相変わらず車がいないので、決して飛ばさず制限速度+αで走行。いや〜快適快適。 |
元々今日は帯広までの移動しか考えていなかったから、途中 静内のコンビニでパンを購入したくらいで、特に立ち寄る予定の場所はない。でも日高自動車道をチョイスした理由は、久々に天馬街道を走ってみたかったから。しかし、判っちゃいるけど、、、苫小牧から浦河まで遠いね!!浦河から国道236号線に入って、一路中札内方面に。なだらかな坂が続いて燃費計も落ちてきた。途中深山橋で停車。正面に綺麗な山が見えるので撮影しておく。ナビで確認すると、十勝岳なんだそうな。あれ?十勝岳って美瑛の方じゃなかったっけ?もしかして同じ名前の山が2個も存在するのかな? |
野塚トンネルの手前に翠明橋公園ってのがあって、日高山脈の湧水が採取できる。以前から興味はあったんだけど、今回初めて訪問する。やや広めの駐車場にトイレも完備した立派な公園。湧水を採取する場所にはたくさんの人がいた。しっかし、、、皆さん焼酎のペットボトルやポリ容器を沢山持参で、商売人ですか?って聞きたくなるくらい採取されている。ある人なんか焼酎のペットボトルを100本ほど持ち込んでいるそうな。これ自体時間はかかるし、車に積載しても重量はかさむし。でも1週間ほどで使い切ってしまうので毎週来るんだとか。それだけ美味しい水ってことなのかな?俺も500ccのペットボトルしかなかったので、それに湧水を入れて飲んでみる。んん〜やっぱり美味い! |
しばし公園を散策してから出発。天馬街道のリミットとなる野塚トンネルの手前に標高500mの看板が、、、、。へ〜天馬街道も 結構標高が高い場所を通るわけね!もっとも日勝峠の1000mと比べたら半分程の高さだし、日勝峠が通行止め規制がかかった際の迂回路になることも納得できる。しかしながら道東自動車道が全通した今となっては、地元利用はあっても、帯広ー札幌通過のみに利用される車はほとんどないでしょうね。第一迂回するとは言っても あまりに時間がかかりすぎる。 |
そのためもあるのか、延長4232mもある北海道で3番目に長いトンネルも、対向車は1台もなかった。以前は北海道で1番長かった野塚トンネル。今年のツーリングで走った事のある「えりも黄金トンネル」に最長の座を渡し、さらに最近開通した道東自動車道の「穂別トンネル」にも抜かれ、、、人知れずのトンネルになった感じが強い。 |
トンネルを通過して標高が落ちてくると、さきほどまで放牧で馬が駆け回っていた光景から、一気に畑が広がって来た。ビート畑なのか何かは判らないけれども収穫の終わった畑は秋を通りこして冬の手前まで来ているみたいだった。 |
帯広に向かう途中に中札内を通過するので、いつもの常宿「カンタベリー」に立ち寄る。お久しぶりで〜す!!多少の雑談をしつつ来週の宿泊予約をしておく。のんびりしたい気持ちもあったんだけど、あまりに睡魔が襲ってきたので、1時間ほどで退出。あ〜眠い!!。 |
帯広広尾自動車道でショートカットして帯広市街へ。今日宿泊するホテルは帯広東急イン。俺は帯広にステイする場合は、比較的ガーデンズホテルをチョイスしているのだけれど、連泊の宿泊は叶わず断念。一番料金の安いホテルで落ち着いた。しかし、紅葉も終わりかけている季節に意外と他のホテルは料金が高い。いや〜強気っすね。普通ならばチェックインして、どこかに飲みに行きたいところなんだけど、睡魔の方が勝ってしまって、、、、近くのセイコーマートで弁当とビールを購入してホテルで寂しい夕食。っていうか、どこにも行きたくなかった。早めに寝たかったから。テレビで「20世紀少年サーダ」を最後まで見る気力はなく、、、、速攻爆睡、、、おやすみなさい!zzzzzzzzzzzzzzzzzz |
26日分の走行距離586km |
10月27日 |
前日の寝不足もあったのか、しっかり睡眠をとって朝は6時には起床。すっごく気持ち良かった。外は快晴で雲ひとつない空。いや〜今日は期待できるかな?シャワーを浴びコーヒーと昨日食べきれなかった?パン?を朝食代わりにマッタリする。連泊なので、荷物を片づけたりの作業もない。7時30分頃ホテルを出発。TAKEさんに電話を入れる。今日はTAKEさんにお付き合いしていただいて、富良野美瑛方面をドライブすることになっている。TAKEさんの自宅近所で待ち合わせ。おひさしぶりで〜〜す! 途中、新得までは俺の運転だったけど、峠の手前でTAKEさんに運転を代わってもらう。やっぱり地元の方の方が場所も良く知っているし、何故か安心感がある。でも俺の車なんで、、運転している人は帯広の人でも道外ナンバーな「超〜アウェ〜車」なんですが、、、。 |
狩勝峠を越えても天気は、、、それはそれはみごとな快晴!!いや〜来て、、、いや連れてきて頂いて嬉しいですわ!逆に俺運転じゃないから、助手席から写真を撮りまくり。結構楽しかったりして!!遠く大雪山系には積雪があって綺麗なコントラストだし。 |
富良野市街地に入る手前、布部から裏道に入って美瑛をめざす。途中「色彩の丘」や「拓真館」、「哲学の木」周辺を周遊して美瑛駅前に。ここの観光協会で観光マップを手に入れる。美瑛駅前に来たのは何年ぶりだろう?もう殆ど記憶がなくって、、、観光協会ってこんなに立派だったかな?って感じる。折角だから何か買ってみようかな?って物産品を物色すると、美瑛では「カレーうどん」に力を入れているんだそうな。何だか富良野の「オムカレー」をすっごく意識していません?そのうちB級グルメになっちゃったりして、、、。それでもお土産品を見ると、1食分で630円とは、、、、ちょっと高め!さすがに諦めた。 |
今回美瑛方面をドライブするにあたってTAKEさんにリクエストしたのは、パスタの店「だぐらすふぁ」さんで昼食を摂りたいことと、青い池を見てみたいことをお願いしていた。どっちも美瑛方面では当たり前すぎるくらいメジャーな所。しかし、俺ってこちら方面は滅多に来ないので無知すぎすくらいの初心者。そこそこの観光客の方のが俺より知っているんじゃないかな?「だぐらすふぁ」さんの開店時間は11時。多少時間調整しながら周辺をうろついて、予定時間に到着。しかし周辺では収穫後ほったらかしにされている、アスパラやニンジン、ジャガイモを見て十勝とは収穫物が違うことを再発見。へ〜場所によっては違うんもんだ。 |
多少込み合うかな?って思ってはいたんだけど、お客さんと思われる車は1台もいない。あれ?今日営業しているのかな?って感じちゃったけど、「OREN」の表示を見て店内へ。TAKEさん言うにはシーズンなんか開店前から来る人はいるんだとか?当然俺たちが本日最初のお客さん。TAKEさんはここの常連らしくマスターと仲がいいみたい。TAKEさんは「ナポリタン」俺は「あさりの和風パスタ」それとサラダにパン。まずは、、、すっげ〜〜〜美味いっす!!はっきり言って感動しました!それに加わったパンなんるもの、、、、。どうみてもカレーに使われるナンを想像しちゃったんだけど、ガーリックオイルがアクセントとなって絶品!!いや〜人気があるのが判る。食べているうちにお客さんも増えてきて満席状態。 |
「だぐらすふぁ」のマスターがTAKEさんに絶景の場所を薦めてくれたので向かってみる。とは言ったものの、TAKEさんは知っていた場所だった。もちろん俺には初めて!こんな景色なんて体験できないから、俺のプリウス君にもたくさん写真撮ってあげちゃった。 |
白金温泉で「しらひげの滝」を散策。目の前に橋がかかっていて近くまで行けるんだけど、あいにく滝そのものが逆光となってしまい写真撮影にはちょっと問題が発生。橋と言っても十勝岳の噴火に備えての避難道なんだそうだけど、普段は一般に開放されているそうな。しかし、この「しらひげの滝」って、川があるわけでもなく地下水が吹きあがって出来た滝なんだそうだ。確かに上面に川の雰囲気は感じられない。俺的には「フレペの滝」や「フンべの滝」みたいなもんかな?そこそこカメラマンもいたので、人気のエリアなんだろうね。ちねみに この「しらひげの滝」は冬でも凍らないんだとか、、、、。でも、、冬ってとっても寒そう、、、。(知ってるくせに) |
今度は「青い池」に訪問。「青い池」ってもともとは観光地でもなんでもなく、砂防ダムを建設するによって偶然できた池だったそうで、以前はアクセスとなる道路もなかったそうだ。そのころからTAKEさんは存在をし知っていたそうな。当時は獣道を歩いて行ったんだとか。今となっては近くまでアクセス路ができ駐車場もできて観光地となっている。車を降りて遊歩道を5分程歩くと、それはそれはとっても綺麗!っす!いいくらいに紅葉が残っていて青い湖面が美しさを増す感じがする。ここだけは観光客がたくさんいた。俺もたえず写真を摂りまくってしまった。いや〜デジカメで良かった。フィルム写真だったらこうはいかないもん。 |
満足しながら引き揚げたのち、TAKEさんからお勧めの場所があるってので、連れてっていただく。車で移動すること5分程、、、ダートの一角に車を止めて道のない笹をかきわけていくと美瑛川のほとり。青い池より下流の地区なんだけど、水量が多い時は川の水の色が綺麗な蒼い色になっているんだとか。しかし残念ながら今日は水量も少なく、あまりイメージは湧かないそうだ。このあとは十勝岳付近から吹上温泉経由で戻る予定だったんだけど、そのアクセスとなる道道は冬季通行止めに入ってしまったようで通行ができないようだ。んん〜残念 |
そこで時間が残っているので、逆コースとなる旭川方面に。就実の丘から美瑛方面を撮影したり、新ジェットコースターの道を走ってくれたり楽しんできた。気がつけば、本当に旭川空港そばまで来てしまっている。就実の丘付近は大雪山系をさえぎるものがなく間近に旭岳が見えたりして感動してしまった。しかし「新ジェットコースターの道」って結構面白いもんだ。何もしなくてもみるみる速度が上昇していく。やっほ〜って感じ。道東にも沢山こんな道はあるんだけど、、、鹿さんに気をつけなければならないから、ある意味解放感があるかな? |
途中飛行機雲が見えたので停車。これも写真に収めてみる。緑の大地に蒼い空!そこに白い飛行機雲!何たるメルヘンチックってか!!でも欲を言えば飛行機は北から南に飛んでいるみたい。カメラのアングルをどのように変えてみても縦長に飛行機雲が入ってしまう。できれば横に流れるように飛んでくれれば「マイルドセブン」のCM風になったのになあ!!残念だ!! |
さっき新ジェットコースターの道を走っているとき、元祖はどこかな?って思い、そちらにも向かってもらう。ガイドブックを見てるとレンタカーで走る人も多いらしいので、以前から興味はあった。さすがTAKEさん場所は熟知されていて問題なく到着。スピードは上げなくても車はみるみる速度が上昇。「ヤッホ〜〜!」って思っているうちに「とまれ」に一時停止標識が、、、。初めてならば感動ものかもしれないけれど、、、一時停止の標識はねえ???最初に走った「新ジェットコースターの道」の方がインパクトが合ってあまり感動には恵まれなかったかな? |
ジェットコースターの道の頂上で停車。富良野市街を見渡す。。しかし、、、ここいら辺はとっても雪虫が多い。下手すりゃ呼吸していても口の中に雪虫が入ってしまうんじゃないか?ってくらい飛んでいた。探すまでもなく手で簡単に捕まえることが出来るくらいなんだもん。多分ここら辺は近いうちに雪でも降るのかな? |
富良野に入る前にTAKEさんに「富良野で有名らしい、何とか棒って知ってます?」って聞いてみた。俺も深くは記憶がなかったんで、何かを棒で挿してあるスナック系じゃないかと思っていたんだけど、、、。TAKEさん曰く「なまら棒」じゃないか?ってことで、富良野マルシェに。商品を見て、、、、な〜んだ!大きめの餃子が棒状に焼いてあるスナックなのか!って納得。食べてみたい気持ちもあったんだけど、餃子5個分位の大きさのものなので、かなりのボリューム。これ食べたら夕食で飲めなくなりそう。ありがたく辞退させていただいた。場所さえ判ればいつでも来れるじゃんって! |
富良野から一気に狩勝峠を抜けて音更でガソリン給油。ほか所用を済ませて一旦ホテルの駐車場に。そこから北の屋台へ直行。これならばTAKEさんも車の事を考えないでタクシーに乗って帰って頂く事もできるし。土曜日だからか意外と人が多い。いつも立ち寄るお店は満席で他のお店で時間をつぶす。しばし時間経った頃「お多幸」さんというお店に。TAKEさんの常連なのかな?俺も何回か利用させてもらっているけど、案外居心地がいい。ここの「山いものかきあげ」は俺大好きだし。 |
はしごしちゃったためか、結構飲んだし食べた。いや〜TAKEさん大変ありがとうございました。本当に恐縮です。またお会いする時は宜しくお願いいたします。大したものではないけど関東からのお土産を渡してタクシーを見おくった。おやすみなさい!! そして俺は部屋に戻り、ちょっとテレビを見ただけで睡魔が襲ってきていた。んではお休みないさい!!!zzzzzzzzzzzzzzzzzz |
本日の走行距離 472km |
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